【epier エピエ DNA&腸内フローラ 知識編”腸内フローラで痩せる!?”】

腸内フローラ

【腸内フローラで痩せる!?】
ダイエットというと「食べた分だけ太る!」「動いた分だけ痩せられる!」と思っている人は、日本人にはいまだにとても多くいると思います。
そのため「食べたカロリー - 消費したカロリー = 残ったカロリーが脂肪になる!」これが根強い情報です。だから、低カロリーのダイエット食品が通販商品をはじめ、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどで販売されています。これからの時期は、お洋服も薄着になるので「ダイエットしよう!」と思われている方からすると、気になるアイテムですね。
でも、果たして食べると太るというのは、正しい情報なのでしょうか?
もちろん、カロリーと肥満の関係が100%間違っているわけではないのです。しかし、同じメニューを食べたとしても「腸内フローラのバランスによって太りやすさが違う」つまり、お腹の中の細菌によって太りやすさに影響があるということが近年の研究でわかってきたのです。
みなさま、「便移植」という言葉は聞いたことはありますか?
腸の治療のために、健康な人の便を病気の人の腸に移植するという治療法のことです。アメリカの医療機関の報告では、「(太っているけれど)健康な人」の便を、治療のために別の人に移植したところ、移植された人は病気は治ったのですが、なんと「肥満体質」になってしまったというのです。
さらに、「痩せ体質」のヒトの便を移植したマウスが「痩せた」という研究成果も報告されています。これらの研究結果から腸内フローラが「肥満」に影響する、つまり腸内フローラを改善することで「痩せ体質」につながることがわかってきたのです。
最近では、腸内フローラ研究が進んでいることによって、テレビなどの情報番組、雑誌、ニュースなどでも「デブ菌・痩せ菌」という言葉を耳にするようになってきました。「デブ菌」が多ければ「肥満体質」になり、「痩せ菌」を増やすと「痩せ体質」になりやすい、だから自分のお腹の中の痩せ菌を増やしましょう!というものです。だからといって、痩せ菌ばかりを増やして、デブ菌が0匹!というバランスがはたしてよいのでしょうか。答えはNo!です。
それでは、まずはそれぞれの菌の特徴を見てみましょう。

【デブ菌と痩せ菌】
デブ菌で代表的な菌は「ファーミキューテス」と呼ばれるグループの腸内細菌です。痩せ菌代表は「バクテロイデス」と呼ばれるグループの腸内細菌です。この痩せ菌は、「天然の痩せ薬」とも言われている「短鎖脂肪酸」という物質を作り出します。この短鎖脂肪酸が、腸から吸収されて体内に入り、カラダ全体に行きわたります。そして、血中に含まれている脂肪が脂肪細胞に取り込まれるのを防いでくれるのです。逆に言えば短鎖脂肪酸が少なければ、血中の脂肪が脂肪細胞に取り込まれ肥満しやすくなると言えます。さらに、この短鎖脂肪酸は筋肉にアプローチをして脂肪を燃焼させる効果もあるのです。この夢のような「短鎖脂肪酸」をわざわざ腸内細菌に作ってもらわなくても、私たちが食事などで栄養素として取り入れるということもできるのですが、24時間ずっと摂り続けることは現実的に無理です。カラダに住んでいる痩せ菌が、継続的に短鎖脂肪酸を作ってくれる腸内環境を作ることが大切です。
【デブ菌は悪者?】
デブ菌は「食事からエネルギーの吸収をアップさせる」と言われています。この情報を聞くと、「デブ菌=悪者!」と感じる人もいるかもしれませんが、デブ菌のようにエネルギー吸収をサポートする菌でも悪い菌とは言いきれません。人間が生きていくためには、エネルギーを消化・吸収しなければなりません。そのため、このような腸内細菌による栄養の消化・吸収サポートは私たちにとって必要なことなのです。では、いったい大切なのはどういうことでしょうか。それは、「デブ菌」と「痩せ菌」のバランスです。痩せたいのであれば、ダイエットの目標をたてて、常に自分のお腹の中のデブ菌と痩せ菌のバランスを把握しながら、ライフスタイルを見直すことが大切です。
また、ヒトがうまく消化・吸収できない「海藻」も、腸内細菌(バクテロイデス・プレビウス菌)の力を借りることで、私たちは貴重な「栄養」をとることができるのです。インターネットなどで、「海藻を分解してしまう菌がいるから海藻を食べたら太る」という間違った情報が広がっています。海藻は、美容にも良い成分(ミネラル・水溶性食物繊維など)が豊富に入っており、腸内フローラの改善も期待できます。また、免疫にも関わるビタミンAやビタミンCをはじめとしたビタミン類も豊富で、食物繊維もいっぱいと、非常に健康的な食品と言えます。 「エネルギー・栄養は摂ったら太る」という概念は捨て、適切な栄養の吸収と消費のバランスが大切であると考えましょう。

【腸内改善で痩せ体質!】
腸内フローラは、私たちがいきていくのに必要なエネルギーの「吸収と消費」にかかわっていること、肥満・ダイエットに大きく影響することをお分かり頂けたと思います。痩せ菌を増やせば何を食べても太らないという事ではありませんが、ダイエットをしたいとき過剰な脂肪の蓄積を防ぎ、脂肪の燃焼をサポートしてくれる痩せ菌を活用しない手はありません。
そのためには、日ごろから痩せ菌が棲みやすい腸の中の環境をつくる事が大切。お腹の中で生きる腸内細菌のためにも、腸の喜ぶ食生活と定期的な運動を心がけましょう。

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